先月、
将棋の
タイトルを
史上最年少で
獲得した
藤井聡太棋聖が、2つ
目のタイトル
獲得をかけて
木村一基王位に
挑む「
王位戦」
七番勝負の
第3
局に
勝ち、3
連勝で
早くも「
二冠」に
王手をかけました。
藤井聡太棋聖(18)は、
先月、
八大タイトルの1つ「
棋聖戦」を
制して
史上最年少でのタイトル
獲得を
果たし、
同時に挑んでいる「
王位戦」の
七番勝負でも、30
歳ほど
年上の
木村一基王位(47)を
相手に、
ここまで2
連勝しています。
神戸市の有馬温泉で、4日から行われた第3局は、先手の藤井棋聖が中盤から積極的に攻めて木村王位に反撃のチャンスを与えないまま優勢になり、5日午後7時22分、149手までで木村王位を投了に追い込みました。
藤井棋聖は初戦から負けなしの3連勝で「棋聖」に続く「王位」のタイトル獲得まであと1勝となり、史上最年少での「二冠」に早くも王手をかけました。
対局のあと藤井棋聖は「きょうは途中までじりじりとした展開が続いて、木村先生の指し手の力強さを非常に感じました。これまでの将棋の内容をしっかり反省して、第4局もいい将棋が指せるようにしたい」と話しました。
一方、3連敗で角番に立たされた木村王位は「攻められっぱなしになり、つまらない展開にしてしまったかなと思います。あとがなくなりましたが、いつもどおり精いっぱい指したいです」と話していました。