日本新聞: 藤井聡太棋聖史上最年少での「二冠」王手「王位戦」3連勝

藤井ふじい聡さとし太ふとし棋聖きせい史上しじょう最年少さいねんしょうでの「二に冠かん」王手おうて「王位おうい戦せん」3連勝れんしょう

Aug 5, 2020 19:08

Furigana

先月せんげつ、将棋しょうぎのタイトルを史上しじょう最年少さいねんしょうで獲得かくとくした藤井ふじい聡さとし太ふとし棋聖きせいが、2つ目めのタイトル獲得かくとくをかけて木村きむら一基いっき王位おういに挑いどむ「王位おうい戦せん」七なな番ばん勝負しょうぶの第だい3局きょくに勝かち、3連勝れんしょうで早はやくも「二に冠かん」に王手おうてをかけました。藤井ふじい聡さとし太ふとし棋聖きせい（18）は、先月せんげつ、八大やひろタイトルの1つ「棋聖きせい戦せん」を制せいして史上しじょう最年少さいねんしょうでのタイトル獲得かくとくを果はたし、同時どうじに挑いどんでいる「王位おうい戦せん」の七なな番ばん勝負しょうぶでも、30歳さいほど年上としうえの木村きむら一基いっき王位おうい（47）を相手あいてに、ここまで2連勝れんしょうしています。

神戸こうべ市しの有馬ありま温泉おんせんで、4日にちから行おこなわれた第だい3局きょくは、先手せんての藤井ふじい棋聖きせいが中盤ちゅうばんから積極せっきょく的てきに攻せめて木村きむら王位おういに反撃はんげきのチャンスを与あたえないまま優勢ゆうせいになり、5日にち午後ごご7時じ22分ふん、149手てまでで木村きむら王位おういを投了とうりょうに追い込おいこみました。

藤井ふじい棋聖きせいは初戦しょせんから負まけなしの3連勝れんしょうで「棋聖きせい」に続つづく「王位おうい」のタイトル獲得かくとくまであと1勝しょうとなり、史上しじょう最年少さいねんしょうでの「二に冠かん」に早はやくも王手おうてをかけました。

対局たいきょくのあと藤井ふじい棋聖きせいは「きょうは途中とちゅうまでじりじりとした展開てんかいが続つづいて、木村きむら先生せんせいの指し手さしての力強ちからづよさを非常ひじょうに感かんじました。これまでの将棋しょうぎの内容ないようをしっかり反省はんせいして、第だい4局きょくもいい将棋しょうぎが指させるようにしたい」と話はなしました。