旧ソビエトのベラルーシでは、
大統領選挙でルカシェンコ
大統領の6
選が
確実になったことを
受けて
抗議活動が
続くなか、
対立候補として
支持を
集めた
女性が
抗議活動をやめるよう
呼びかける動画が
公開されました。
女性の
陣営責任者はこの
動画が
当局に
強制されて
撮影された
可能性があるとしています。
旧ソビエトのベラルーシで9日行われた大統領選挙で、選挙管理委員会は、ルカシェンコ大統領の得票率が80%、主婦のチハノフスカヤ氏が10%と発表し、ルカシェンコ大統領の6回目の当選が確実になったとしています。
チハノフスカヤ氏の支持者などは、「選挙に不正があった」として各地で抗議デモを行い、治安部隊と激しく衝突して、これまでにおよそ5000人が拘束されたということです。
こうした中、11日、チハノフスカヤ氏が「命を危険にさらさないためにも警察に抵抗せず広場にも集まらないことを求めます」と抗議活動をやめるよう呼びかける動画がインターネット上に公開されました。
動画ではチハノフスカヤ氏は顔を上げず、書面を読み上げている様子で、チハノフスカヤ氏の陣営責任者は、本人が10日、治安機関の職員と面会していたとして、この間に強制されて撮影された可能性があるとしています。
チハノフスカヤ氏は11日、身の安全を守るためとして隣国のリトアニアに出国し、政権側の対応に一層の批判が上がるとみられます。