アメリカ中西部ウィスコンシン
州で、
黒人の
男性が
警察官に
背後から
撃たれたこと
に対する抗議活動は、
週末も
全米各地で
続いています。
男性の
地元では、
家族も
参加して
抗議集会が
開かれ、
警察や
人種差別に
抗議の
声をあげました。
中西部ウィスコンシン
州のケノーシャで23
日、
黒人男性のジェイコブ・ブレーク
さんが
警察官に
背後から
至近距離で7
回にわたって
銃で
撃たれ、
全米各地で
警察に対する抗議活動が
続いています。
発砲から最初の週末となる29日には、ケノーシャの裁判所の前に、ブレークさんの家族や地元の住民など1000人以上が集まり、「ジェイコブのために正義を」と書かれた横断幕をかかげながら、警察や人種差別に対する抗議の声をあげました。
参加したブレークさんの父親は「警察は私の息子を人間として扱わなかった。こんなことが繰り返されるのはもうたくさんだ。正義がなければ平和もない」と話していました。
一方、トランプ大統領は29日、ウィスコンシン州ケノーシャを訪問する考えを明らかにしました。
ホワイトハウスによりますと、トランプ大統領は来月1日に現地を訪問し、警察関係者らと会談するということです。
アメリカではことし5月にも同じ中西部のミネソタ州ミネアポリスで、黒人の男性が白人の警察官に首を押さえられて死亡する事件が起きていて、今回の発砲をきっかけに改めて警察への批判や人種差別に対する抗議の声が高まっています。