この夏の
天候は、6
月から7
月にかけての
梅雨の
時期は、
各地で
降水量が
統計開始以降最も多くなる一方、8
月には
一転して
気温が
記録的に
高くなる
など、
変化の
大きい夏となりました。
気象庁は、ことし6
月から8
月のこの夏の
天候を
取りまとめ、1
日発表しました。
梅雨の降水量 記録的な多さ
夏の3か月間の降水量は、7月に各地に大きな被害を引き起こした記録的な豪雨の影響で、東日本から九州・沖縄にかけてかなり多くなりました。
特に梅雨の時期の降水量が多く、平年との差は
▽九州北部が1.95倍
▽東海が1.94倍
▽関東甲信が1.78倍
▽東北南部が1.6倍で、いずれも1951年の統計開始以降、最も多くなりました。
8月 一転して記録的猛暑に
8月には一転して晴れる日が増え、広い範囲で連日35度以上の猛暑日となり、このうち静岡県浜松市では、これまでの国内の最高気温に並ぶ41.1度を観測しました。
このため8月は平均気温が全国的に高く、平年との差は、東日本でプラス2.1度と過去最も高く、西日本でプラス1.7度と過去最も高い記録に並びました。
高温のピークは過ぎつつありますが、今後2週間程度は暖かい空気が入りやすく、全国的に気温の高い状態が続く見込みで、気象庁は引き続き熱中症に注意するよう呼びかけています。
また、台風が日本に近づきやすい時期を迎えていることから、改めて大雨や暴風など災害への備えを確認してください。