2
日未明、
鹿児島県奄美大島の
西の
海上を
航行していた、フィリピン
人など43
人が
乗っているとみられる、パナマ
船籍の
貨物船から
遭難信号が
発信されました。
周辺の
海域には
当時、
台風9
号が
接近していて、
海上保安本部が
捜索しています。
第10
管区海上保安本部によりますと、2
日午前1
時40
分すぎ、
奄美大島の
西、およそ185
キロの
海上を
航行する
貨物船から
遭難信号が
発信されました。
貨物船はパナマ船籍の「GULF LIVESTOCK1」で、フィリピン人39人、ニュージーランド人2人、オーストラリア人1人、シンガポール人1人の、合わせて43人が乗っているとみられるということです。
周辺の海域は2日未明には台風9号が接近していて、海上保安本部が巡視船などを出して捜索していますが、手がかりは見つかっていません。
貨物船にはウシが積まれ、ニュージーランドのネーピア港を出港し、中国の唐山港に向かう途中だったということです。
貨物船はNZから中国へ向かう途中か
海上保安庁がニュージーランドにある船舶代理店などに連絡をとって調べたところ、鹿児島県奄美大島の沖合で遭難信号が発信された貨物船は、ニュージーランド北島にある、ネーピアから中国の河北省の唐山に向かう途中だったとみられるということです。
大きさは1万1000トン余りで、海上保安庁は貨物船の航路や装備などを調べるとともに捜索活動を続けています。