今回の
台風10
号で、
鹿児島県と
宮崎県、それに熊本県の
合わせて6つの
国が
管理する
河川では、
川の
整備水準を
超える雨量が
降ると
予想され、
堤防の
決壊や
氾濫の
危険性が
非常に
高まるおそれがあります。
氾濫の危険性は、九州のほかの川でも高くなっているとして、国土交通省は、厳重な警戒を呼びかけています。
国土交通省によりますと、6日の段階の予想雨量で、国管理河川で堤防などを整備する基準の雨量を超えるのは、
▽鹿児島県を流れる「肝属川」
▽宮崎県と鹿児島県を流れる「川内川」「大淀川」
▽宮崎県を流れる「小丸川」「五ヶ瀬川」
▽熊本県を流れる「球磨川」だということです。
また九州では、国が管理するほかの河川でも、堤防などを整備する基準としている雨量に匹敵する雨が降るおそれがり、氾濫の危険性があるということです。
また大河川だけではなく、中小の河川でも氾濫する危険性が高いとして警戒を呼びかけています。
去年の台風19号でも千曲川や阿武隈川、それに久慈川などで流域の雨量が堤防などを整備する基準を上回り、実際に川の堤防が決壊したり、水が堤防を超えて氾濫したりする被害が相次ぎました。