일본어 뉴스: 社会貢献のNPO法人などに遺産を寄付 2割が“考えたことある”

社会しゃかい貢献こうけんのNPO法人ほうじんなどに遺産いさんを寄付きふ 2割わりが“考かんがえたことある”

Sep 12, 2020 16:09

Furigana

自分じぶんの死後しご、遺産いさんを社会しゃかい貢献こうけん活動かつどうをしているＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじんなどに寄付きふして役立やくだててもらうことを「遺贈いぞう寄付きふ」といいますが、およそ2割わりの人ひとが、寄付きふを考かんがえたことがあるという調査ちょうさがまとまりました。ただ実際じっさいに遺言ゆいごん書しょなどを作成さくせいして準備じゅんびをしている人ひとはわずかで相談そうだんできる窓口まどぐちの整備せいびなどが課題かだいになっています。9月つき13日にちは、欧米おうべい各国かっこくなどで国際こくさい遺贈いぞう寄付きふの日ひとされ、ＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじんや公益こうえき法人ほうじんなどに遺産いさんを寄付きふする「遺贈いぞう寄付きふ」を知しってもらう活動かつどうなどが行おこなわれています。

これに合あわせて司法しほう書士しょしなど相続そうぞくの専門せんもん家かでつくる日本にっぽん承継しょうけい寄付きふ協会きょうかいは先月せんげつ、50代だいから70代だいの人ひとに意識いしき調査ちょうさを行おこない、1000人にんから回答かいとうを得えました。

それによりますと、遺産いさんの寄付きふを考かんがえたことがあるか尋たずねたところ、「ある」と答こたえた割合わりあいはほぼ5人にんに1人にんあたる22.9％に上のぼりました。

理由りゆうとしては「何なにかしらの社会しゃかい貢献こうけんをしたいから」が57.6％、「支援しえんしたい特定とくていの団体だんたいがあるから」が17％に上のぼりました。

一方いっぽうで、寄付きふをするために遺言ゆいごん書しょを作成さくせいして準備じゅんびを済すませたと答こたえた人ひとは1.2％で、関心かんしんがあっても寄付きふの手続てつづきまでつながっていないことも明あきらかになりました。

日本にっぽん承継しょうけい寄付きふ協会きょうかいの三浦みうら美樹みき代表だいひょう理事りじは「遺贈いぞう寄付きふは人生じんせい最後さいごの自己じこ実現じつげんといえます。ただ、どこに相談そうだんしたらいいかわからない人ひとが多おおいので、情報じょうほう提供ていきょうを充実じゅうじつさせ相談そうだんの窓口まどぐちを増ふやしていくことが必要ひつようです」と話はなしています。

「遺贈いぞう寄付きふ」手続てつづきをした女性じょせい「次世代じせだいの後押あとおしに」

11日にち開ひらかれたオンラインセミナーでは、児童じどう養護ようご施設しせつの出身しゅっしんの人ひとや医療いりょう的てきケアが必要ひつような子こどもたちを支援しえんするために遺贈いぞう寄付きふの手続てつづきをした60代だいの女性じょせいが自身じしんの経験けいけんを話はなしました。

女性じょせいは「夫おっとが40代だいで病気びょうきで亡なくなり、2人にんの子こどもを育そだててきました。夫おっとが残のこしてくれたお金おかねは手てを付つけずにいましたが、遺贈いぞうを知しって、小児しょうにがんや難病なんびょうの子こどもたちに役立やくだててもらいたいと考かんがえ、寄付きふすることにした」と話はなしました。