愛媛県今治市で
起きた
山林火災で
市は
週明けにも
火災が「
鎮圧」したといえるか
どうか
判断したいとしていますが、
山肌には29
日も
高温になっている「
熱源」が
複数確認されていて、
消防などが
引き続き、
消火活動を
進めています。
爱媛县今治市发生的山林火灾,市政府希望在下周初判断火灾是否可以被称为“镇压”,但在29日,山坡上仍确认有多个高温“热源”,消防等部门继续进行灭火活动。
今月23日に今治市で起きた山林火災では、焼けた面積は隣接する西条市も含め、およそ442ヘクタールにのぼりましたが、27日の午後2時半以降、新たな延焼は確認されていません。
本月23日在今治市发生的山林火灾,烧毁面积包括邻近的西条市在内,约达442公顷,但在27日下午2点半以后,未发现新的蔓延。
今治市は28日、延焼のおそれがなくなったとして長沢地区と緑ヶ丘団地地区の333世帯611人を除く地区の避難指示を解除し、隣接する西条市は避難指示をすべて解除しました。
(<br><br>今治市于28日解除了长泽地区和绿丘团地地区以外的333户611人的疏散指示,因认为已经没有蔓延的危险,邻近的西条市也解除了所有疏散指示。)
今治市は週明けにも火災が「鎮圧」したといえるかどうか判断したいとしていますが、市などによりますと、消防が防災ヘリで現場付近を確認したところ、避難指示が続く長沢地区と緑ヶ丘団地地区の付近で、29日も山肌に複数の熱源が確認されたということです。
今治市希望在周初判断火灾是否可以称为“扑灭”,但据市政府等消息,消防通过防灾直升机确认现场附近情况,发现29日在避难指示持续的长泽地区和绿丘团地地区附近的山坡上仍有多个热源。
このため、消防などは朝から上空からの消火活動を続けているほか、地上でも残り火がないか確認を進めています。
为了此事,消防等部门从早上开始持续进行空中灭火作业,同时在地面上也在确认是否有余火。
特産のタオルも危機一髪
山林火災が起きた愛媛県今治市は日本一のタオルの産地として知られていますが、大量のタオルを保管している倉庫のすぐ近くにも一時、火の手が迫っていました。
特产毛巾也惊险一刻<br>发生森林火灾的爱媛县今治市以日本第一的毛巾产地而闻名,但一度火势逼近储存大量毛巾的仓库附近。
創業100年を超えるタオルメーカーの正岡裕志社長によりますと、3月23日、今治市長沢地区にあるタオル工場の近くの山が燃え始めたといいます。
根据创立超过100年的毛巾制造商正冈裕志社长的说法,3月23日,位于今治市长泽地区的毛巾工厂附近的山开始燃烧。
従業員の安全のため、工場を休みにして火災の状況を見守っていたところ、今度は桜井地区にあるタオルを保管している倉庫の近くの山が燃え始めたということです。
<br><br>为了员工的安全,工厂停工并观察火灾情况,这次是樱井地区存放毛巾的仓库附近的山开始燃烧。
倉庫にはおよそ4000枚のタオルが保管されていて、正岡社長は倉庫に火が燃え移らないか、気が気ではなかったといいます。
仓库里大约存放着4000条毛巾,正冈社长说他一直担心火会蔓延到仓库。
現在は延焼のおそれはなくなりましたが、社長は「倉庫には大量のタオルがあり、工場には引火しやすい糸くずやほこりも多い。
目前已经没有蔓延的危险,但社长表示:“仓库里有大量的毛巾,工厂里也有易燃的纱线屑和灰尘。”
見慣れた
山に
火柱が
見え、
灰であたりは
真っ白になり
恐ろしかった。
熟悉的山峰上出现了火柱,灰烬使周围变得一片雪白,令人恐惧。
タオルメーカーは
日頃から
火災に
備えているが、
今回はいつ
どこに
燃え移るかわからず、
対応のしようがなかった。
毛巾制造商平时就有防火准备,但这次不知道火会什么时候、在哪里蔓延,无法应对。
何事もなく
ほっとしている」と
話していました。
正岡社長が理事長をつとめる「今治タオル工業組合」によりますと、28日までに市内のタオルメーカーから山林火災による被害の報告は寄せられていないということです。
根据正冈社长担任理事长的“今治毛巾工业组合”表示,截至28日,市内的毛巾制造商尚未收到因山林火灾造成的损失报告。