悠仁さまの机に刃物 逮捕の男 防犯カメラの配線切断か
東京・文京区の中学校で秋篠宮ご夫妻の長男の悠仁さまの机に刃物が置かれていた事件で、学校の一部の防犯カメラの配線が切断されていたことが捜査関係者への取材でわかりました
周辺では園芸用のハサミが捨てられているのが見つかり、警視庁は、逮捕された男が自分の姿が写らないよう配線を切断したとみて捜査しています
今月26日、東京・文京区のお茶の水女子大学附属中学校の教室で、ナイフ2本を棒にくくりつけてやり状にしたものが悠仁さまの机に置かれているのが見つかり、警視庁は、29日夜、住所、職業ともに不詳の長谷川薫容疑者(56)を建造物侵入の疑いで逮捕しました
学校の防犯カメラには、ヘルメットをかぶり青色っぽい作業着のような服を着て工事業者を装って侵入する姿が写っていましたが、その後の調べで、そのほかの一部の防犯カメラの配線が切断されていたことが捜査関係者への取材でわかりました
周辺では園芸用のハサミが捨てられているのが見つかったということです
警視庁は、長谷川容疑者が自分の姿が写らないよう防犯カメラの配線をハサミで切断したとみて調べています
調べに対し長谷川容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている一方で、詳しい動機などは供述していないとみられ、警視庁は事件の経緯を捜査しています
門以外に出はいり可能か確認も
中学校には30日も警視庁の警察官が訪れ、門以外に侵入できる場所がないか確認する姿がみられました
このうち敷地の西側にある「西門」は、近くに住む人によりますと、ふだんは閉まっていて、緊急の際に消防車や救急車が出はいりする時に使われるということですが、ほかの場所よりも低くなっているため、警察官が状況を調べながら今後の対策を検討していました
西門の近くで建築業を営む60代の男性は、「昔は高いブロック塀があったが、数年前に取り払われました
よじ登って越えようと思えば越えられる高さです
警察から“西門に柵を作ることを検討しているから資材を撤去してほしい”と言われました」と話していました