北海道の太平洋側でサケやマスを網でとる漁は、毎年4月10日に始まります。漁は日本が魚をとることができる場所で行います。
しかし、ロシアの川で生まれた魚が多いため、日本とロシアの政府が話し合って魚をとる量などを決めます。今年はロシアがウクライナに攻撃を続けているため、話し合いが始まっていません。このため、漁をすることができなくなっています。
根室市の歯舞漁港では、いつもの年は10日になるとすぐに船が出発しますが、今年は陸に船を置いたままになっています。根室市で漁をしている人は「サケをとっている人の中には諦めている人もいます。いつもはにぎやかな港ですが、今年は人がいなくて静かです」と話していました。
日本の政府は11日からロシアと話し合いを始めたいと考えています。