議会上院では、
議事妨害を
避けて
審議を
進めるためには
全体の5
分の3
に当たる60
票の
賛成が
必要ですが、
共和党の
多数が
反対して
賛成は54にとどまり、
法案は
廃案に
なる見通しとなりました。
法案は、議会下院では今月、野党・共和党の一部の議員も賛成し、可決されていました。
委員会の設置にはトランプ氏が強く反対していて、民主党の上院トップ、シューマー院内総務は「共和党は恥を知るべきだ。トランプ氏をおそれ、あの日起きたことを隠蔽しようとしている」と強い口調で非難しました。
共和党では、来年の中間選挙を視野にトランプ氏を今も支持する大勢の有権者を意識したとみられる動きが目立っていて、党内でのトランプ氏の影響力の根強さが改めて浮き彫りとなっています。
ホワイトハウス副報道官 野党・共和党を批判
ホワイトハウスのジャンピエール
副報道官は28
日、
記者団に対し「
上院議員は、
政党の
意見を
そのまま追認するために
選ばれたのではない。
憲法を
支持し、
守ると
誓っているのに、
残念ながら
そうすることができなかった」と
述べて
共和党を
批判しました。
そのうえで、今後の対応について「バイデン大統領は1月6日の恥ずべき出来事については、独立した全面的な調査を行うべきだと表明しており、今もそう考えている。今後も実現の道を探るため議会と協力していく」と述べました。