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日の
夜、
愛媛県今治市の
北西の
来島海峡付近で
神戸市の「プリンス
海運」が
運航する
貨物船「
白虎」
およそ1
万1000
トンと、マーシャル
諸島船籍のケミカル
船「ULSAN PIONEER」およそ2700トンが
衝突し、
貨物船は
転覆して
沈没しました。
この事故で、貨物船の乗組員12人のうち、船長で山形県鶴岡市の佐藤保さん(66)、1等機関士で北海道北斗市の小川有樹さん(27)、2等機関士で鹿児島県枕崎市の上畠隆寛さん(22)の3人の行方が分かっていません。
海上保安庁の特殊救難隊などは28日から29日未明にかけて、3回にわたって潜水による捜索を行いました。
今治海上保安部によりますと、このうち28日午後6時半すぎからと29日午前1時すぎからの2回の捜索では、特殊救難隊が一時、水深およそ60メートルの海底に沈没した貨物船の船尾付近の船内に入ったということです。
これまでの捜索では、3人に結び付く手がかりは見つからなかったということです。
特殊救難隊などは、潮流が弱まる時間帯をみて、およそ6時間おきに潜水による捜索を行う予定です。