クロアチア
沖の
アドリア海で、クルーズ
船から
海に
転落した
女性が、
救命胴衣をつけないまま10
時間、
海に
浮かんで
救助され、
奇跡の
生還だと
話題になっています。クロアチア
西部の
港からイタリアのベネチアに
向かっていたクルーズ
船から、18
日深夜、
乗客1人が
海に
転落しました。
転落したのは46歳のイギリス人の女性で、デッキに座っていたところ海に落ちたとみられ、当初、クルーズ船が周辺を捜しましたが見つからず、クロアチアの当局に救助を要請しました。
救助隊が捜索した結果、海に転落してから10時間ほど過ぎた19日午前、クロアチアの沖合で海に浮いて手を振っている女性を見つけたということです。
救助直後の様子を捉えた複数の写真では、女性は救命胴衣をつけておらず、船に引き上げられたあとはしっかりとした足取りで歩いています。その後女性は、到着した港で「すばらしい人たちに助けてもらいました」と笑顔で話しました。
救助隊によりますと、女性は救助されるまで体力の消耗を防ごうとほとんど泳がず海に浮いていて、眠らないように歌を歌い続けていたと話しているということです。海水温が比較的高かったことも無事の救助につながったとみられ、現地では奇跡の生還だと話題になっています。