来月の
自民党総裁選挙を
前に、
安倍総理大臣は
視察先の
鹿児島県で「『
平成』の、
その先の
時代に
向けて、
新たな
国造りを
進めて
いく、その
先頭に
立つ決意だ」と
述べ、
3選を
目指して
立候補する
考えを
正式に
表明しました。
来月7日に
自民党の
総裁選挙が
告示されるのを
前に、
安倍総理大臣は25
日から、
およそ2か月ぶりに
地方視察を
行っていて、
午前中、
宮崎県で
畜産農家の
関係者と
意見を
交わしたのに
続き、
午後には
鹿児島県に
移動し、
漁港で
水揚げの
様子などを
視察しました。
このあと、安倍総理大臣は記者団に対し「『日本を取り戻す』、この志のもと、党一丸となって5年8か月、内政・外交に全力を尽くしてきた。5回の国政選挙において国民の皆さんから安定的な政治基盤を頂き、誰にも働く場所があるまっとうな経済を取り戻し、外交においては日本の大きな存在感を取り戻すことができた」と述べ、これまでの実績を強調しました。
そのうえで「『今こそ、少子高齢化、激動する国際情勢に立ち向かい次の時代の新たな国造りを進める準備は整った』、この思いで、去年、総選挙に打って出た。そして、国民の皆さんから大きな支持を頂いたのはわずか11か月前のことだ。この国民の皆さんの負託に応えていくことは私の責任だ」と述べました。
そして、安倍総理大臣は「来年は、皇位の継承、日本で初めてのG20サミット、さらにその先には2020年の東京オリンピック・パラリンピックが開催される。まさに、日本は大きな歴史の転換点を迎える。いまこそ日本のあすを切り開く時だ。『平成』のその先の時代に向けて新たな国造りを進めていく、その先頭に立つ決意だ。あと3年、日本のかじ取りを担う決意だ」と述べ、3選を目指して立候補する考えを正式に表明しました。
また、安倍総理大臣は総裁選挙の争点について「歴史の大きな転換点を迎える中にあって、どのような国造りをしていくかが争点だ。そういう骨太の議論をしていきたい」と述べました。
さらに記者団が「石破元幹事長はテーマごとに議論すべきだとしているが」と質問したのに対し、安倍総理大臣は「いままでと同じようにルールを決めて、しっかりと論戦を戦わせるべきだろうと思う」と述べました。