大阪市で
開かれている
陸上の
全日本実業団選手権、
男子100
メートル決勝で、
山縣亮太選手が
自己ベストに
迫る10
秒01の
好タイムを
マークして
優勝し、
大会3連覇を
果たしました。
山縣選手は
先月の
アジア大会の
陸上男子100
メートルで、
自己ベストに
並ぶ日本歴代2位の10
秒00の
タイムで
銅メダルを
獲得する
など、
今シーズン好調です。
全日本実業団選手権が行われた大阪市のスタジアムは、おととしと去年、いずれも自己ベストのタイムをマークするなど相性がよく、日本選手2人目の9秒台と日本記録更新への期待がかかりました。
23日は予選と準決勝をともに全体トップのタイムで通過し、決勝は9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀選手と、6月の日本選手権以来の対決となりました。
決勝のレースは最初のスタートで、ほかのレーンの選手が注意を受けてやり直しになりましたが、仕切り直しのスタートから山縣選手が飛び出し、中盤以降もスピードに乗って桐生選手などを引き離し、自己ベストに迫る10秒01の好タイムで優勝し、大会3連覇を果たしました。
桐生選手は10秒22のタイムで2位でした。
山縣選手は来月、福井県で行われる国体の男子100メートルに出場する予定です。
桐生「自力が足りなかった」
男子100メートル決勝で、10秒22のタイムで2位に終わった桐生祥秀選手は「スタートは落ち着いて出られたが、ピッチが足りず、ふがいないレースになってしまった。途中で山縣選手の姿が視界に入ったが、自力が足りず追いつくことができなかった」と淡々とレースを振り返りました。
桐生選手はシーズンベストが10秒10で、23日のレースが今シーズン最後だということで、「10秒0台や9秒台を出して終わりたかったが爆発力が足りず、思うような走りができないシーズンになった。ことしの冬は挑戦者として、じっくりトレーニングを積んで来シーズンを迎えたい」と話し巻き返しを誓っていました。