27
日の
日米首脳会談を
前にニューヨークで
行われる
予定だった
茂木経済再生担当大臣とライトハイザー
通商代表による
通商協議は、
アメリカ側の
申し出によって
延期されることになりました。
日米両政府は、
安倍総理大臣と
トランプ大統領による27
日の
日米首脳会談を
前に、
日本時間の25
日午前6時半ごろから、
茂木経済再生担当大臣とライトハイザー
通商代表による
通商協議をニューヨーク
市内で
開く予定でした。
しかし、アメリカ側の申し出によって協議は延期されることになりました。
政府関係者によりますと、延期はライトハイザー通商代表の日程上の都合によるもので、日米の協議の内容に直接、関係ないということで、協議は日本時間の25日夜にも行われる見通しだということです。
日本政府は両閣僚による通商協議の結果を踏まえ、27日の日米首脳会談で自動車などの関税引き上げ措置を発動しない確約を得たうえで、農産品を含む関税などの2国間協議に応じることで合意したい考えで、貿易赤字の削減を求めるアメリカ側と折り合えるかが焦点です。
協議は今夜に 茂木氏「事前協議もつれていない」
茂木経済再生担当大臣はニューヨーク市内で記者団に対し、ライトハイザー通商代表との協議について日本時間の夜9時半から行うとしたうえで「スケジュールがどうしてもとれないから明日の朝にしてほしいという話で、事前協議の段階で何かもつれているということは全くない」と述べました。
また茂木大臣は、記者団が関税をめぐる協議を行うことを想定しているのかと質問したのに対し「日米双方にとって自由で公正な何らかの新しい枠組みをつくっていくことは、日米の貿易を促進させる上で重要であり、世界経済全体にとってもプラスに働くと考えている」と述べました。