アメリカと
韓国は、
両国のFTA=
自由貿易協定を
韓国側が
大きく
譲歩する
形で
見直すことで
合意し、
首脳どうしが
文書に
署名しました。
トランプ大統領は
貿易問題をめぐり
各国への
強硬姿勢を
強めており、26
日の
日米首脳会談でも
貿易分野での
協議の
行方が
焦点となっています。
アメリカの
トランプ大統領は、
韓国との
間で
結んでいるFTA=
自由貿易協定が
原因でアメリカの
貿易赤字が
膨らんでいると
主張し、
協定の
見直しを
要求してきました。
トランプ大統領は24日、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領とニューヨークで会談し、両国の協定を見直すことで合意して文書に署名しました。
協定には、アメリカが自国の安全基準で製造した自動車をメーカーごとに現在の年間2万5000台から2倍となる5万台まで韓国に輸出できることなどが定められており、韓国側が大きく譲歩した形です。
トランプ大統領は「これまでの政治家は米韓両国の破綻した貿易関係を修復するために何もしてこなかったが、私は就任したその日から取り組んできた。この合意は歴史的な転換点になるだろう」と述べ、みずからの成果だとアピールしました。
トランプ大統領は議会の中間選挙を11月に控え、貿易赤字の削減に向けて中国をはじめ、各国との間で貿易摩擦が深刻化することも辞さない強硬な姿勢を示しており、26日の日米首脳会談でも貿易分野での協議の行方が焦点となっています。