国際的に
重要な
湿地の
保全を
定めたラムサール
条約に、
宮城県の
志津川湾と
東京の
葛西海浜公園の
2か所が
新たに
登録される
見通しになりました。ラムサール
条約は、
水鳥などの
生息地として
国際的に
重要な
湿地を
保全することを
定めた
条約です。
登録されると、
国は
自然環境を
保全するための
計画を
作ることが
求められ、
漁業や
観光資源として
利用することも
期待されています。
日本ではこれまでに50か所が登録されていますが、環境省は2日に開かれた会合で、新たに宮城県南三陸町の志津川湾と東京・江戸川区の葛西海浜公園の2か所を登録候補地に指定したことを報告しました。
志津川湾は多くの種類の藻が生育しているうえ絶滅危惧種のコクガンが飛来することが、また、葛西海浜公園は渡り鳥が飛来する時期にスズガモなどが2万羽以上生息することが評価されたということです。
環境省は2か所の登録候補地について近く条約の事務局に通知することにしていて、今月末にドバイで開かれるラムサール条約の締約国会議までに正式に登録が決まる見通しです。