일본어 뉴스: はやぶさ２分離の小型探査ロボット小惑星への着陸に成功

はやぶさ２に分離ぶんりの小型こがた探査たんさロボット小惑星しょうわくせいへの着陸ちゃくりくに成功せいこう

Oct 3, 2018 16:10

Furigana

小惑星しょうわくせい「リュウグウ」の上空じょうくうで観測かんそくを続つづけている日本にっぽんの探査たんさ機き「はやぶさ２に」が３さん日にち午前ごぜん分離ぶんりした小惑星しょうわくせいの鉱物こうぶつや磁場じばなどを調しらべる小型こがた探査たんさロボットについて、運用うんようを担当たんとうするヨーロッパの宇宙うちゅう機関きかんは、小惑星しょうわくせいへの着陸ちゃくりくに成功せいこうしたと発表はっぴょうしました。およそ３さん億おくキロはなれた小惑星しょうわくせい「リュウグウ」の観測かんそくを続つづけている日本にっぽんの探査たんさ機き「はやぶさ２に」は、２に日にちから高度こうどを下さげ、日本にっぽん時間じかんの３さん日にち午前ごぜん10時じ57分ふん、高度こうど51メートル付近ふきんから新あらたに探査たんさロボット１いち台だいを小惑星しょうわくせいにむけて分離ぶんりしました。

その後そのご、探査たんさロボットを運用うんようするヨーロッパの宇宙うちゅう機関きかんがデータをチェックした結果けっか、ロボットが着陸ちゃくりくに成功せいこうしたことを確認かくにんしたと発表はっぴょうし、ＪＡＸＡも午後ごご３さん時じからの会見かいけんで着陸ちゃくりく成功せいこうの報告ほうこくを受うけたことを明あきらかにしました。

探査たんさロボットは「ＭＡＳＣＯＴ」と呼よばれ、ドイツとフランスの宇宙うちゅう機関きかんがつくったもので、高たかさ19センチ、縦横じゅうおうおよそ30センチの箱はこ形がたをしています。

リチウム電池でんちをつかっておよそ16時間じかんの間ま、分光ぶんこう顕微鏡けんびきょうによる地表ちひょう面めんの鉱物こうぶつの組成そせいの調査ちょうさを行おこない、岩石がんせきの中なかに含ふくまれる水みずの有無うむなども調しらべます。

また、磁場じばがあるかどうかの計測けいそくも行おこなう予定よていで、こうしたデータがうまく得えられれば「リュウグウ」がどうやって誕生たんじょうしたかを解明かいめいする重要じゅうような手てがかりになると期待きたいされています。

小惑星しょうわくせいに小型こがたのロボットを着陸ちゃくりくさせるミッションは、初代しょだい「はやぶさ」が2005年ねんに小惑星しょうわくせい「イトカワ」で挑戦ちょうせんしましたが、このときは分離ぶんりに成功せいこうしたものの着陸ちゃくりくには失敗しっぱいしていました。

13年ねんぶりの再さい挑戦ちょうせんとなった「はやぶさ２に」は先月せんげつ21日にちにも日本にっぽんが開発かいはつした小型こがた探査たんさロボット「ＭＩＮＥＲＶＡ－II１いち」の分離ぶんり、着陸ちゃくりくに成功せいこうしています。

ＪＡＸＡでは今月こんげつ下旬げじゅんに、いよいよ「はやぶさ２に」本体ほんたいの１いち回かい目めの着陸ちゃくりくを実施じっしし、小惑星しょうわくせいの岩石がんせき採取さいしゅという最大さいだいのミッションに挑戦ちょうせんする予定よていです。

責任せきにん者しゃ「チームの実力じつりょくついた」

責任せきにん者しゃの１いち人にんでＪＡＸＡの津田つだ雄一ゆういちプロジェクトマネージャは「ヨーロッパのロボットを分離ぶんり、着陸ちゃくりくさせるのはプレッシャーもあった。宇宙うちゅう探査たんさは人類じんるい全体ぜんたいで進すすめる必要ひつようがあり、技術ぎじゅつ文化ぶんかの違ちがいを乗り越のりこえ、互たがいに理解し合りかいしあうことで達成たっせいすることができた。２に回かい連続れんぞくでロボットを着陸ちゃくりくさせることに成功せいこうし、チームの実力じつりょくがついたと感かんじている。本体ほんたいの着陸ちゃくりくに向むけて確実かくじつな運用うんようをしていきたい」と話はなしていました。