日本語の
新しい表現の
うち、「
婚活」や「
終活」といった「
活」を
つける表現は、すべての
年代で
定着した
一方、「ガン
見」や「ガン
寝」といった「ガン」をつける
表現は、
世代間で
定着に
大きな差が
あることが
文化庁の
調査で
分かりました。
調査は
日本語の
使い方などの
変化を
把握するため
文化庁が
毎年行っていて、
今回は
全国の16
歳以上の
男女、1994
人が
回答しました。
この中で新しい表現について聞いたところ、定着したことを示す「他人が言うのは気にならない」という回答は、「婚活」や「終活」といった「活」をつける表現では、すべての世代で80%以上になり、「パワハラ」や「モラハラ」といった「ハラ」をつける表現でも、60代以下で80%を超え、広く定着していることが分かりました。
一方、まじまじと見ることをさす「ガン見」や、深く寝ることをさす「ガン寝」といった、強調のために「ガン」をつける表現は、「他人が言うのが気になる」という回答が10代では11%でしたが、70代以上では51%と世代間で差が開きました。
文化庁の武田康宏国語調査官は「お年寄りの中には新しい表現の一部を受け入れ難いかたもいると分かった。相手や場面を踏まえて配慮する時と、仲間うちで使用するときと分けてもらうといいかもしれません」と話していました。