河野沖縄・
北方担当大臣は、
北海道中標津町を
訪れ、
北方領土の
元島民らと
意見を
交わし、
外務大臣としてロシアとの
平和条約交渉に
臨んだ
経験も
踏まえ、
領土問題の
解決に
向けた
環境整備に
努める考えを
示しました。
河野沖縄・北方担当大臣は、就任後初めて北海道を訪れ、中標津町役場で北方領土の元島民らと意見を交わしました。
この中で、河野大臣は「北方領土の問題は、祖父の河野一郎元農林水産大臣が交渉をやったこともあるし、私も外務大臣としてロシア側と交渉してきた。今度は別の角度から取り組むことになったが、皆様のご意見をしっかり受け止めながらやっていきたい」と述べました。
これに対し、元島民などで作る「千島歯舞諸島居住者連盟」の脇紀美夫理事長は「就任早々、意見交換の場を設けていただいた。きょうは後継者も参加しているので、思いを聞いていただたい」と述べたうえで、元島民による墓参や自由訪問といった交流事業の円滑な実施や、若い世代による啓発活動への支援などを要望しました。
河野大臣は、午後には根室市を訪れ、納沙布岬から北方領土を視察することにしています。