日本新聞: 「不妊治療助成制度の拡充早急に結論出す」田村厚労相

「不妊ふにん治療ちりょう助成じょせい制度せいどの拡充かくじゅう早急そうきゅうに結論けつろん出だす」田村たむら厚あつし労相ろうしょう

Oct 11, 2020 12:10 3

Furigana

不妊ふにん治療ちりょうをめぐり、田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、NHKの「日曜にちよう討論とうろん」で、保険ほけん適用てきようを拡大かくだいするまでの支援しえん策さくとして検討けんとうする助成じょせい制度せいどの拡充かくじゅうについて、夫婦ふうふの所得しょとくが730万まん円えん未満みまんとなっている所得しょとく制限せいげんの緩和かんわも含ふくめ、早急そうきゅうに結論けつろんを出だす考かんがえを示しめしました。この中なかで、田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、不妊ふにん治療ちりょうの保険ほけん適用てきようについて「クリニックや医療いりょう機関きかんで独自どくじの技術ぎじゅつも作つくられており、全部ぜんぶを保険ほけん適用てきようできない。

どこまで保険ほけんを適用てきようするか、保険ほけん診療しんりょうと組み合くみあわせることができる『保険ほけん外がい併用へいよう療養りょうよう』に入いれるかどうかも含ふくめ、しっかりと制度せいど設計せっけいしていかなければならない」と述のべました。

そのうえで、保険ほけん適用てきようを拡大かくだいするまでの支援しえん策さくとして検討けんとうする助成じょせい制度せいどの拡充かくじゅうについて、「所得しょとく制限せいげんはだんだん上限じょうげんを上あげてきたが、都市とし部ぶだと、夫婦ふうふで働はたらいていると、730万まん円えんを超こえる世帯せたいは普通ふつうにいる。どのように広ひろげていくのかや、事実じじつ婚こんをどうするか、早急そうきゅうに議論ぎろんして結論けつろんを出だしていきたい」と述のべ、夫婦ふうふの所得しょとくが730万まん円えん未満みまんとなっている所得しょとく制限せいげんの緩和かんわも含ふくめ、早急そうきゅうに結論けつろんを出だす考かんがえを示しめしました。

また、田村たむら大臣だいじんは「菅かん総理そうり大臣だいじんも『経済けいざい的てきな支援しえんだけでなく、不妊ふにん治療ちりょうをしっかりできる環境かんきょうを作つくっていかなければならない』と言いっており、厚生こうせい労働ろうどう省しょうと内閣ないかく府ふのもとで議論ぎろんする場ばを作つくり、働はたらく場ばの環境かんきょう整備せいびを早急そうきゅうに進すすめたい」と述のべました。