NASA=
アメリカ航空宇宙局は、
日本人宇宙飛行士の
野口聡一さんらが
搭乗する
予定の
民間宇宙船の
打ち上げを、
技術的な
問題から
来月以降に
延期すると
発表しました。
NASAとアメリカの宇宙開発企業「スペースX」は、新たに開発された民間の宇宙船「クルードラゴン」の1号機を「ファルコン9」ロケットで打ち上げ、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんら4人の飛行士を国際宇宙ステーションに送り届ける計画を進めています。
NASAは10日、この宇宙船の打ち上げを当初予定されていた今月31日から、来月の上旬から中旬以降に延期すると発表しました。
NASAの発表によりますと、「ファルコン9」ロケットの最近の打ち上げで、1段目のエンジンが想定外の作動を示したということで、NASAとスペースXは「延期により、この問題の解決に取り組む追加の時間が得られる」としています。
NASAはスペースX社と宇宙飛行士を定期的に国際宇宙ステーションまで運ぶ契約を結ぶ見通しで、今後、技術的なデータを共有して、問題を特定し、打ち上げの判断をするとしています。