フランスのパリ
近郊で
男性教員が
刃物で
襲われ
殺害された
事件で、
検察は
事件の
直後に
射殺された
容疑者の
男が、
イスラム教の
預言者の
風刺画をめぐって
事件を
起こしたことをうかがわせる
文章をツイッターに
投稿していたことを
明らかにしました。パリ
近郊で16
日夕方、
中学校教員の
男性が
勤務する
学校の
近くで
刃物で
首を
切られて
殺害されているのが
見つかり、
近くにいた
男が
駆けつけた
警察官を
刃物で
襲おうとして
射殺されました。
検察は射殺されたロシア出身のチェチェン系の18歳の男が事件を起こしたとみてテロの疑いで調べていて、17日の会見で、容疑者の男が事件の直後、ツイッターに文章などを投稿していたと発表しました。
投稿には、男性教員の遺体の写真とともに「ムハンマドをおとしめた犬を始末した」などと、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画をめぐって事件を起こしたことをうかがわせる文章があったということです。
亡くなった男性教員は今月、表現の自由について教える授業でムハンマドの風刺画を生徒に見せていて、これに反発した一部の保護者がSNS上で男性教員を非難する内容を投稿したということです。
検察は、容疑者の男がこうした投稿を見て襲撃を計画した可能性もあるとみて、男の家族のほか、SNSで男性教員を非難した保護者など9人の身柄を拘束し、詳しく調べています。