河野外務大臣は、
日米韓3か国の
外相会談で、
アメリカのポンペイオ
国務長官から、
日韓の
輸出管理の
問題が
安全保障などへ
波及するのに
懸念が
示されたとしたうえで、まずは、
韓国が、
太平洋戦争中の「
徴用」をめぐる
問題で、
速やかに
是正措置をとるべきだという
考えを
強調しました。
日米韓3か国の
外相会談を
終えた
河野外務大臣は、
記者団に対し、「
アメリカのポンペイオ
国務長官から、『
日韓両国ともアメリカの
大事なパートナーであり、
両国で
話し合って、
問題解決に
向けて
努力してほしい』という
発言があった。
アメリカは、
輸出管理の
問題が
ほかのことに
波及するのを
懸念しているのではないか」と
述べました。
そのうえで、「こういう北東アジア情勢の中で、日米韓で、しっかり連携していくことが大切だ。まずは、韓国側が、国際法違反の状況を是正するのがいちばん大きな問題であり、早急に対応してくれることを望みたい」と述べ、韓国が、「徴用」をめぐる問題で、速やかに是正措置をとるべきだという考えを強調しました。
一方、ロシアのメドベージェフ首相が、北方領土の択捉島を訪問したことについて、河野大臣は、「日本政府の立場と相いれないものだ。平和条約を締結し、領土問題を解決することがこの問題の解決策であり、しっかりと平和条約交渉を進められるよう努力していきたい」と述べました。