携帯電話料金をめぐり
各社が
相次いで
新たな
料金プランを
打ち出す中、
公正取引委員会は、
格安スマホ
会社が
大手携帯電話会社に
支払わなければならない
データ接続料が
不当に
高すぎないか
など、
携帯電話市場が
公正な
競争環境になっているかの
実態調査に
乗り出しました。
携帯電話をめぐっては、総務省が料金の値下げに向けて各社の競争を促す政策を盛り込んだ「アクション・プラン」を公表し、各社も新たな料金プランを相次いで発表しています。
こうした中、公正取引委員会は携帯電話市場が公正な競争環境にあるか実態を調べる調査を始めました。
調査では格安スマホ会社が大手携帯電話会社に支払わなければならないデータ接続料が不当に高すぎないかや、中古のスマートフォンの流通が妨げられていないかなどについて調べるとしています。
公正取引委員会では携帯電話会社へのヒアリングや消費者向けのアンケートを通じて実態調査を行い、来年春をめどに報告書をとりまとめることにしています。
公正取引委員会の菅久修一事務総長は「公正な競争環境が整備されることで消費者が何を望むかを考えて各社が競い合い、手ごろな価格や便利なサービスが現れることを期待している」と話しています。