去年11
月、
和歌山市の
ビルの
工事現場から
解体中の
足場に
使っていた
鉄パイプが
落下し、
近くを
歩いていた
男性が
死亡した
事故で、
警察は、
現場で
作業を
行っていた
建設会社の
社長ら2
人を16
日、
業務上過失致死の
疑いで
書類送検しました。
書類送検されたのは、和歌山市の建設会社「ヒロケン」の38歳の社長と、工事の元請け業者で現場責任者を務めていた和歌山市の「SIGN TAKASE」の43歳の代表です。
去年11月、和歌山市のビルの工事現場で、12階の屋上付近に設置された足場の解体作業中に、重さが5キロほどの鉄パイプが落下し、近くを歩いていた大阪 中央区の銀行員、板垣智之さん(26)が亡くなりました。
捜査関係者によりますと、現場で作業をしていたヒロケンの社長が、安全を確認しないまま鉄パイプを固定する金具を外したため、落下したことが分かったということです。
また、現場責任者は、現場では事故の4日前にも誤って鉄パイプが落下していたのに、防止対策を徹底していなかったということです。
このため警察は2人を16日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。