Báo tiếng Nhật: 重大事故で企業の責任問う「組織罰」新設求め遺族ら署名提出

重大じゅうだい事故じこで企業きぎょうの責任せきにん問とう「組織そしき罰ばつ」新設しんせつ求もとめ遺族いぞくら署名しょめい提出ていしゅつ

Oct 26, 2018 15:10

Furigana

ＪＲじぇいあ-る福知山ふくちやま線せんの脱線だっせん事故じこなどの遺族いぞくでつくる団体だんたいが、重大じゅうだいな事故じこを起おこした企業きぎょうなどの刑事けいじ責任せきにんを問とう「組織そしき罰ばつ」の新設しんせつを求もとめて、およそ１いち万まん人にん分ぶんの署名しょめいを法務省ほうむしょうに提出ていしゅつしました。日本にっぽんの刑法けいほうでは、多おおくの犠牲ぎせい者しゃが出でるような重大じゅうだい事故じこが起おきても刑事けいじ罰ばつの対象たいしょうとなるのは個人こじんだけで、企業きぎょうの刑事けいじ責任せきにんを問とう規定きていはありません。

このため、兵庫ひょうご県けんのＪＲじぇいあ-る福知山ふくちやま線せんの脱線だっせん事故じこや山梨やまなし県けんの中央ちゅうおう自動車じどうしゃ道どうの笹子ささごトンネル事故じこなどの遺族いぞくでつくる団体だんたいは、企業きぎょうなどを組織そしきとして処罰しょばつするための「組織そしき罰ばつ」の新設しんせつを求もとめていて、26日にち、山下やました法務ほうむ大臣だいじんにおよそ１いち万まん人にん分ぶんの署名しょめいを提出ていしゅつしました。

このあと会見かいけんを開ひらいた遺族いぞくらは、今いまの刑事けいじ司法しほうの仕組しくみでは重大じゅうだい事故じこが起おきても真相しんそう解明かいめいや再発さいはつ防止ぼうしにつながらず、企業きぎょうも事故じこ対策たいさくにコストをかけないとして、企業きぎょうに高額こうがくの罰金ばっきんを科かすことができる新あらたな法律ほうりつを設もうけるべきと訴うったえました。

団体だんたいの副ふく代表だいひょうで笹子ささごトンネルの事故じこで長女ちょうじょを亡なくした松本まつもと邦夫くにおさん（67）は「今いまの法律ほうりつでは経営けいえい陣じんも『知しらなかった』と言いえば言い逃いいのがれできる構造こうぞうになっている。組織そしき罰ばつを導入どうにゅうすることで私わたしたちと同おなじ悲かなしみを味あじわう人ひとが出でないようにしたい」と話はなしていました。