Actualités japonaises: 神戸児童連続殺傷事件23年土師守さん「元少年手紙書くべき」

神戸こうべ児童じどう連続れんぞく殺傷さっしょう事件じけん23年ねん土師はじ守まもるさん「元もと少年しょうねん手紙てがみ書かくべき」

May 24, 2020 03:05

Furigana

平成へいせい9年ねんに神戸こうべ市しで起おきた児童じどう連続れんぞく殺傷さっしょう事件じけんで、小学しょうがく6年生ねんせいの男の子おとこのこが殺害さつがいされてから24日にちで23年ねんです。男の子おとこのこの父親ちちおやが「子こどもへの思おもいはかわることはありません」と心境しんきょうを文章ぶんしょうにして公表こうひょうしました。平成へいせい9年ねんに神戸こうべ市し須磨すま区くで起おきた児童じどう連続れんぞく殺傷さっしょう事件じけんでは、小学しょうがく6年生ねんせいだった土師はじ淳あつしくん（当時とうじ11）が当時とうじ14歳さいの少年しょうねんに殺害さつがいされました。

事件じけんから23年ねんになるのに合あわせて、父親ちちおやの守まもるさん（64）が報道ほうどう各社かくしゃにコメントを寄よせました。

この中なかで「あの事件じけんが起おきてからもう23年ねんも経過けいかしたのかという感慨かんがいはありますが、私わたしたちの子こどもへの思おもいはかわることはありません」と述のべました。

そして、淳あつしくんの命日めいにちを前まえに加害かがい者しゃの元もと少年しょうねんから毎年まいとし、届とどいていた手紙てがみが、おととし、去年きょねんに続つづいてことしも届とどいていないことを明あきらかにしました。

そのうえで、「みずらが犯おかした犯罪はんざいに対にたいして真摯しんし（しんし）に向き合むきあう必要ひつようがあります。私わたしたちに手紙てがみを書かくという行為こういは、そのための重要じゅうような手段しゅだんですので、私わたしたちが手紙てがみを受け取うけとるかどうかとは関係かんけいなく、書かくべきだと私わたしは考かんがえています」とつづっています。

現在げんざいの心境しんきょうなどについて報道ほうどう各社かくしゃからの質問しつもんに答こたえ、新型しんがたコロナウルスの感染かんせんが広ひろがっていることを踏ふまえ、「今後こんごの人ひとと人ひととの関かかわり方かたを大おおきく変かえていくと思おもわれます。これが希薄きはくになっていくかもしれないということについては危惧きぐしています。犯罪はんざい被害ひがい者しゃ支援しえんにおいても、問題もんだいが生しょうじてくるのではないかと心配しんぱいしています」として、被害ひがい者しゃをめぐる課題かだいの改善かいぜんに向むけてできる範囲はんいで訴うったえていく考かんがえを示しめしました。