蔡総統は演説で、「遺憾なことに近年、北京当局は軍事的な威嚇や台湾の主権を消滅させようとする行いを日増しにエスカレートさせ、台湾海峡および地域の平和で安定した現状に脅威を与えている」と述べ、中国を非難しました。
そして「台湾の人民と与野党の最大の共通認識は主権と民主的で自由な生活を守ることであり、この点でわれわれに妥協の余地はない」と述べ、中国の圧力に屈しない姿勢を強調しました。
そのうえで「台湾海峡の間で武力衝突は絶対に選択肢にはならない」とし「理性をもって、対等に、互いを尊重しながら、台湾海峡の平和と安定を維持するため、双方にとって受け入れ可能な方法を探ることを北京当局に呼びかけたい。これはわれわれの共通の責任だ」と述べ、交流や対話による緊張の緩和を中国に呼びかけました。
マーチングバンドの強豪として知られる京都橘高校の吹奏楽部は、身にまとう衣装の色にちなんで「オレンジの悪魔」という愛称で呼ばれ、エネルギッシュなパフォーマンスが海外でも評価されています。 およそ90人のメンバーの参加はことしの式典のハイライトの1つという扱いで、蔡英文総統も席から立ち上がって手拍子を打ったり、拍手を送ったりしていました。 また、日本と台湾の交流を進める超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の訪問団も、自民党の古屋・元国家公安委員長を先頭に行進しました。
中国は強く反発
京都の高校の吹奏楽部も参加
