일본어 뉴스: ロシア国立バレエ団が来日公演軍事侵攻が続く中で反発の声も

ロシア国立こくりつバレエ団だんが来日らいにち公演こうえん軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづく中なかで反発はんぱつの声こえも

Oct 18, 2022 10:10 1

Furigana

ロシアの国立こくりつバレエ団だんの公演こうえんが17日にち夜よる、東京とうきょう新宿しんじゅく区くで行おこなわれました。

ロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづく中なか、政治せいじと芸術げいじゅつは区別くべつすべきという声こえがある一方いっぽう、公演こうえんに反発はんぱつする声こえも上あがっています。

公演こうえんを行おこなったのは、ロシアの国立こくりつバレエ団だん「モイセーエフバレエ」です。

17日にち夜よるは、初日しょにちの公演こうえんが東京とうきょう新宿しんじゅく区くで行おこなわれ、およそ80人にんのダンサーが民族みんぞく舞踊ぶようとクラシックバレエを融合ゆうごうさせた14の演目えんもくを披露ひろうしました。

主催しゅさいした「ロシア文化ぶんかフェスティバル日本にっぽん組織そしき委員いいん会かい」によりますと、このバレエ団だんは主おもにロシア人じんのダンサーで構成こうせいされ、新型しんがたコロナの影響えいきょうで、おととし予定よていされていた公演こうえんが延期えんきになったため、このタイミングでの来日らいにちとなったということです。

1800席せきある会場かいじょうはほぼ満席まんせきとなり、訪おとずれた70歳さいの女性じょせいは「こういう状況じょうきょうで踊おどっているダンサーがいちばんつらいのではないか。ようこそと言いえる状況じょうきょうがいちばんいいので本当ほんとうに早はやく戦争せんそうが終おわってほしい」と話はなしていました。

また、18歳さいの男子だんし学生がくせいは「批判ひはんがあることは察さっしていたが、今いま、ロシアがやっていることと文化ぶんかは違ちがうものだと割り切わりきって考かんがえた」と話はなしていました。

「ロシア文化ぶんかフェスティバル日本にっぽん組織そしき委員いいん会かい」の長塚ながつか英雄ひでお事務じむ局長きょくちょうは「政治せいじと芸術げいじゅつは分わけて考かんがえるべきだ。厳きびしい情勢じょうせいのときだからこそ、文化ぶんか芸術げいじゅつの交流こうりゅうが大事だいじではないかと思おもう。ロシアの文化ぶんかと芸術げいじゅつは大変たいへん優すぐれているので多おおくの国民こくみんに触ふれてほしい」と話はなしていました。

“政治せいじ利用りようされている” 公演こうえん中止ちゅうし求もとめる動うごきも

一方いっぽう、この公演こうえんをめぐっては、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいていることから、オンライン上じょうで中止ちゅうしを求もとめる署名しょめいの動うごきもありました。

署名しょめいは、川崎かわさき市しに住すむウクライナ人じん、ボグダン・スルシンスキさんが呼よびかけ「文化ぶんかを人間にんげんから切り離きりはなして考かんがえることはできない。ウクライナの文化ぶんかはロシアの侵攻しんこうで危機ききにひんしている。ロシアの芸術げいじゅつ家かが自由じゆうに演奏えんそうする機会きかいがある間まにウクライナの芸術げいじゅつ家かは爆弾ばくだんシェルターに隠かくれている」として、公演こうえんの中止ちゅうしを求もとめています。