アメリカの
雑誌「
タイム」は、
世界に
最も影響を
与えた「ことしの
人」に
地球温暖化対策を
訴える16
歳の
活動家、グレタ・トゥーンベリ
さんを
選びました。
タイム誌は1927
年から
毎年、
その1年間で
世界に
最も影響を
与えた
人物や
団体を「ことしの
人」に
選んでいます。
11日、2019年の「ことしの人」に、地球温暖化対策を訴える16歳の活動家、グレタ・トゥーンベリさんを選んだと発表しました。
最年少での選出になるということです。
グレタ・トゥーンベリさんは、スウェーデン議会の前で、毎週金曜日に学校を休んで温暖化対策を訴え続けました。
この「未来のための金曜日」と呼ばれる活動をきっかけに、ことし9月には、世界150か国以上で400万人を超える人が参加した温暖化対策を求めるものとしては過去最大規模のデモが行われました。
また、グレタさんは、ニューヨークの国連本部で開かれた温暖化サミットやスペインで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」に出席し各国の代表に対して、対策の強化を強く求めました。
選出の理由についてタイム誌は、グレタさんを「若い世代の力」と紹介したうえで、「世界が直面する大きな課題、環境問題に対して世界中の関心を集め、行動を促すことに成功した」としています。