アメリカのウクライナ
疑惑で
トランプ大統領を
弾劾訴追する
決議案が、
議会下院の
司法委員会で
可決されました。
決議案は、
来週18
日にも
下院本会議で
可決される
見通しで、
これにより
トランプ大統領は、
弾劾訴追をされる
アメリカ史上3人目の
大統領と
なる見通しです。
アメリカのウクライナ
疑惑で、
議会下院の
司法委員会は13
日、トランプ
大統領がみずからの
政治的利益のためにウクライナに
圧力をかけた「
権力乱用」と、
議会による
疑惑の
調査を
妨害した「
議会妨害」を
根拠に、
大統領の
罷免を
求める弾劾訴追の
決議案を
採決し、
賛成多数で
可決しました。
議会下院では、来週17日に議事の進め方などについて協議を行ったうえで、翌日18日に本会議を開き、その日のうちに採決を行う方針です。
本会議での採決では多数派の民主党議員の賛成で決議案が可決されるとみられ、これによりトランプ大統領は1860年代のジョンソン大統領、1990年代のクリントン大統領に次いで、弾劾訴追をされるアメリカ史上3人目の大統領となる見通しです。
本会議で可決されれば、議会上院で年明けにも弾劾裁判が始まります。
上院は与党・共和党が主導権を握り、トランプ大統領は徹底抗戦したい構えですが、共和党・上院の幹部からは、手続きを簡略化し、大統領の無罪の評決を早期に決議すべきだという声も出ています。
弾劾裁判の行方は来年の大統領選挙にも影響する可能性があるため、その日程や進め方に早くも注目が集まっています。