中国を
訪れている
安倍総理大臣は
日本時間の
午後6時ごろから習
近平国家主席と
首脳会談に
臨んでいます。
冒頭、
安倍総理大臣は
来年春の習
主席による
日本訪問が
有意義なものと
なるよう
協力して
準備を
進める考えを
伝えたうえで「
地域や
世界の
平和や
安定に
日中両国がともに
責任を
果たして
いく決意を
内外に
示したい」と
述べました。
中国を訪れている安倍総理大臣は24日の日中韓の3か国による首脳会議を前に、北京で日本時間の午後6時ごろから習近平国家主席との首脳会談に臨んでいます。
冒頭、安倍総理大臣は「日中間でハイレベルの往来が着実に実施されていることを高く評価する。日中関係の重要な節目となる、来年春の習主席の国賓としての日本訪問を極めて重視している。習主席の訪日が有意義なものとなり、日中新時代にふさわしい日中関係を築き上げていくために協力して準備を進めたい」と述べました。
そのうえで「わたしたちの手で、日中関係を次なる高みに引き上げ、地域の平和、安定、繁栄に対し、ともに大きな責任を有する日中両国が、しっかりと責任を果たしていく決意を明確に内外に示したい」と述べました。
会談で安倍総理大臣は、北朝鮮がアメリカとの非核化交渉の期限とする年末を前に挑発的な姿勢を強めていることを踏まえ、地域の平和と安定に向けて意見を交わしているものとみられます。
また安倍総理大臣としては拘束されている日本人の早期帰国や、日本産食品の輸入規制の早期解除、それに尖閣諸島周辺海域をはじめとする東シナ海の海洋安全保障問題についても取り上げ、中国側の前向きな対応を求めるものとみられます。
両首脳による会談は、ことし6月のG20大阪サミット以来で、12回目となります。
習主席「両国の関係 新たな段階に向かうこと望む」
中国の習近平国家主席は安倍総理大臣との首脳会談で「安倍総理大臣の日中韓首脳会議への出席を歓迎します。両国はともに努力してこの1年、関係を発展させてきた。6月にはG20大阪サミットで首脳会談を行い、新しい時代の両国関係を築き、ともに新たな未来を切り開いていくことで一致した」と述べました。
そのうえで「いま、両国の関係は重要な発展の機会にさしあたっており、安倍総理大臣と密接な意思疎通を保ち、両国の関係が新たな段階に向かうことを望んでいます」と述べました。