囲碁の
上野愛咲美女流二冠が、ことし
最後の
対局に
勝って
1年間の
勝ち数を「44」に
伸ばし、
女性棋士の
年間勝利数の
最多記録を
更新しました。
東京都出身の
上野愛咲美女流二冠(18)は、ことし「
竜星戦」で
高尾紳路九段(43)や
許家元八段(22)ら
トップ棋士を
破り、
女性棋士として
初めて、
全棋士に
出場資格が
ある棋戦で
決勝に
進出する
など、
勝ちを
重ねてきました。
上野女流二冠は、ことし最後となった26日の対局に勝って年間の成績が44勝25敗となり、女性棋士の年間勝利数としては、藤沢里菜女流三冠(21)が去年挙げた43勝を抜いて、最多記録を更新しました。
囲碁の女性棋士は、男性棋士と共に七大タイトルなどの棋戦に出場するほか、女性棋士どうしで競う「女流棋戦」にも出場して対局を重ねています。
対局のあと上野女流二冠は「ことしは弱点だった布石をAIで研究して対局に臨んでいました。すごく運のいい年で、特に『竜星戦』では誰も予想しない成績が残せて、どの対局も楽しんで打てたことがよかったと思います。来年は世界戦でいい結果を残せるように頑張りたいです」と話していました。