野良犬として
保護された
雑種の
犬が、
災害時にがれきの
中などに
閉じ込められた
人を
見つけ出す、「
災害救助犬」の
試験に
合格し26
日、
徳島県神山町で
合格書が
授与されました。
災害救助犬に
合格したのはオスの
雑種で、
推定3歳の「
風雅」くんです。
風雅くんはおととし、徳島県美馬市で野良犬として保護され、一時は殺処分される可能性もありましたが、阿波市の近藤三菜子さんに引き取られ、去年から災害救助犬になるための訓練が始まりました。
そして今月、JKC=ジャパンケネルクラブが主催する、合格率およそ3割という難関の、「災害救助犬」の試験に見事合格しました。
26日徳島県動物愛護管理センターで合格書の授与が行われ、坂東英明所長が「雑種の保護犬で一発合格したのは西日本ではいないと思う」と話し、合格書が手渡されました。
また、災害救助のデモンストレーションも行われ、風雅くんは箱の中に隠れた人を見つけると、大きな声でほえて知らせていました。
近藤さんは「これから災害の現場などで活躍できればと思っています」と話していました。