いわゆる「
就職氷河期」
世代の
正規雇用を
増やすため、
厚生労働省はハローワークに
限って
認めていた、
この世代に
限定した
求人の
受け付けを
民間にも
広げることを
決めました。「
就職氷河期」
世代は、バブル
崩壊後、
新卒の
就職が
特に厳しかった
時期に
社会に
出た
人たちで、
政府は
この世代の
正規雇用を
3年間で30
万人増やすという
目標を
示しています。
その取り組みの一環で厚生労働省が、ことし8月から求人などに年齢制限を設けることを禁じた法律の運用を緩和し、ハローワークに限ってこの世代に限定した求人の受け付けを認めたところ、先月末までの3か月間に企業から、およそ3000人の求人が出され207人が正規雇用での採用が決まったということです。
厚生労働省はさらに採用を増やすため、この世代に限定した求人の受け付けを、民間の職業紹介事業者などにも広げる方針を決め、27日から必要な省令の改正について、国民から広く意見を募るパブリックコメントを行っています。
厚生労働省は今年度中にも運用を始める方針で「ハローワークに寄せられている求人は、人手不足が深刻な製造業や運輸業などが多いが、就職氷河期世代は事務系の職を求める人が多いので、民間企業にも取り組みを広げ、就職につなげていきたい」としています。