かんぽ
生命の
保険が
不適切に
販売された
問題をうけ、
日本郵政の
新しい社長に
就任した
元総務大臣の
増田寛也
氏が、
就任して
初めてのあいさつに
臨み、「
今回の
問題は
グループにとって
創立以来、
最大の
危機だ」と
述べたうえで、
信頼回復に
向けた
取り組みを
急ぐ考えを
強調しました。
この問題で
日本郵政グループは、
金融庁と
総務省から
保険販売の
業務を
3か月間停止する
などの
行政処分を
受け、グループ
3社のトップが
辞任しました。
6日付けで日本郵政の新しい社長に就任した増田寛也氏は、6日午前、グループの役員らを前にあいさつし、「今回の問題は日本郵政グループ全社にとって創立以来最大の危機であると受け止めている」と強い危機感を示しました。
そのうえで、「一刻も早く全容を解明してお客様の不利益を解消する。そして二度とこのようなことが起きないような再発防止策を講じるとともに、一歩一歩信頼を回復していかなければならない」と述べ、信頼回復に向けた取り組みを急ぐ考えを強調しました。
また問題の背景として、営業現場の実態を経営陣が把握しきれていなかったことがあると指摘されていることを踏まえ、増田社長は、「よいニュースと悪いニュースがあれば、悪いニュースこそすぐに知らせてほしい」と呼びかけ、組織風土の改革に努める考えを示しました。