保釈中に
中東のレバノンに
逃亡した
日産自動車の
元会長カルロス・ゴーン
被告が、
逮捕されたあとの
出来事などについて、
親交の
あるフランスの
ジャーナリストとともに
本を
出版することがわかりました。ゴーン
被告は
8日の
記者会見で「
汚名を
返上する
行動に
出る」としており、
その一環とみられます。
これは、フランスの
AFP通信の
元東京支局長で、
ジャーナリストのフィリップ・リエス
氏が
8日、
NHKの
取材に対して
明らかにしたものです。
リエス氏は、2003年にゴーン元会長の青年時代から日産自動車などでキャリアを築くまでの半生をつづった本を、本人との共著で出版しています。
元会長とは逮捕後の去年7月、新たな本を出版することで合意し、2度来日して直接面談するなど準備を進めてきたということです。
新たな本は、およそ400ページの長さで、ゴーン元会長が自動車業界で担った役割や、逮捕後の出来事などにも触れるとしています。
リエス氏はインタビューで「事件に関する真実を暴露する本になるだろう。ゴーン氏にとって、とても重要な本になる」と述べています。
ゴーン元会長は8日の記者会見で「汚名を返上する行動にでる」としており、新たな本の出版はその一環とみられます。