中国、
武漢で
相次いで
確認された
新型のコロナウイルスによるとみられる
肺炎をめぐり、
アメリカの
CDC=
疾病対策センターは、
武漢からの
直行便や
乗り継ぎ
便が
到着するアメリカの
空港で、
これらの
便の
乗客全員を
対象に
検疫態勢を
強化すると
発表しました。
中国内陸部の
湖北省武漢で
確認された
新型コロナウイルスによるとみられる
肺炎をめぐっては、
現地の
ほかタイや
日本でも
武漢から
渡航してきた
合わせて
3人の
感染が
報告されています。
これを受けてアメリカのCDCは17日、武漢からの直行便や乗り継ぎ便が到着するニューヨークのジョン・F・ケネディ空港とカリフォルニアのロサンゼルス国際空港、サンフランシスコ国際空港の3つの空港で検疫態勢を強化すると発表しました。
それによりますと、対象の便に関しては、係官が乗客全員を一般とは別の部屋に移して、熱やせきなどの症状がないか調べるということです。そして感染のおそれがある乗客が見つかった場合は、保健当局や医療機関で詳しく検査するとしています。
CDCでは、中国で旧正月の春節に合わせた連休が始まる今月下旬以降、中国からの旅行客が増え、対象となる渡航者は5000人以上に上るとみていて、検疫態勢の強化により患者の早期発見を徹底し、感染の拡大を防ぎたいとしています。