新人2人の
争いとなった
大津市長選挙は、
自民党滋賀県連が
支援した
元滋賀県議会議員の
佐藤健司氏が
立憲民主党と
国民民主党のそれぞれの
県連などが
支援した
現職の
後継候補を
破り、
初めての
当選を
果たしました。
大津市長選挙の
開票は
終了しました。
▽佐藤健司、無所属・新。当選。6万2290票。
▽小西元昭、無所属・新。4万7606票。
自民党滋賀県連が支援した佐藤氏が、地域政党の「チームしが」が推薦し、立憲民主党滋賀県連と国民民主党滋賀県連が支援した元大津市働き方改革監の小西氏を抑え、初めての当選を果たしました。
佐藤氏は46歳。NHKの記者を経て、大津市議会議員や滋賀県議会議員を務めてきました。
今回の市長選挙は、現職の越直美市長が立候補せず、市政の刷新を掲げる佐藤氏と、越氏の後継として、いまの市政の継続を訴える小西氏が対決する構図となりました。
選挙戦で佐藤氏は、▽市の課題となっている中心市街地の活性化や、▽子育てや教育環境の充実、それに、▽赤字経営が続いている市民病院の立て直しなどに取り組むと訴えました。
そして、自民党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層などからも一定の支持を集めました。
佐藤氏は、「これからの重責に身が引き締まる思いだ。今回の選挙戦を通じて感じたそれぞれの地域の課題を今後のまちづくりの指針にして住民とともに、新しい大津市を築き上げていきたい」と述べました。
大津市選挙管理委員会によりますと、今回の大津市長選挙の投票率は、39.77%で、前回・4年前より8.2ポイント下回りました。投票率が40%を下回ったのは過去最低だった平成8年の選挙以来、24年ぶりです。