今回が
最後と
なる大学入試センター試験は19
日終了しました。
来年からは、
思考力などをより
重視した「
大学入学共通テスト」に
切り替わります。
今回で
最後と
なる大学入試センター試験は、
全国689の
会場で19
日までの
2日間行われ、50
万人以上が
受験しました。
大学入試センターによりますと、18
日埼玉県の
会場で、
受験生1人が、
地理歴史・
公民の
試験中に
スマートフォンを
使っているのが
見つかったということです。
受験生は、「わからない問題を、検索しようと思った」と話したということで、試験結果はすべて無効とされました。
平成2年に始まったセンター試験は、来年から、「大学入学共通テスト」に切り替わります。
出題方法はこれまでどおり、マークシート方式が維持されますが、思考力や判断力などがより重視される見通しです。
今回のセンター試験でも、国語の漢文で、漢詩の中に表現されている情景を、4つのイラストの中から、正しく読み取らせる問題などが出されました。
今回の試験について、大手予備校の担当者は、「知識の必要性や、難易度は変わらないが、共通テストを意識したような思考力が問われたものも、一部でみられた」と分析しています。
文部科学省は、導入を見送った英語の民間試験と記述式問題について、今後1年をめどに検証委員会で議論することにしています。