韓国メディアは、
北朝鮮の
外相に
軍出身のリ・ソングォン
氏が
新たに
任命されたと
伝え、
アメリカとの
非核化交渉が
難航する
中、より
強硬な
姿勢に
出る可能性も
指摘されています。
韓国の
複数の
メディアは、
消息筋の
話として、
北朝鮮の
新たな
外相に
祖国平和統一委員会の
委員長を
務めてきたリ・ソングォン
氏が
任命されたと
伝えました。
これまで韓国との交渉などを担ってきたリ・ソングォン氏は軍出身で強硬派という見方があり、韓国の専門家は、北朝鮮がアメリカとの非核化交渉を中断するなどより強硬な姿勢をとる可能性があると指摘しています。
一方、これまで外相を務めてきたリ・ヨンホ氏は、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の首席代表を任されるなど、長年にわたって外交に携わってきましたが、ことし公開された幹部の集合写真に姿がなかったことなどから、解任されたのではないかという観測も出ていました。
また、朝鮮労働党の副委員長で、国際関係を統括し、キム・ジョンウン(金正恩)委員長が留学した際には、スイス大使として後見役だったとされるリ・スヨン氏も退任したと伝えられています。
北朝鮮からの発表はまだありませんが、アメリカとの非核化交渉が難航する中、外交を担う体制を刷新した可能性があります。