東京オリンピックでは
夜遅くまで
行われる
競技が
あることから、
首都圏の
鉄道は
大会期間中、
JR山手線が
午前2時すぎまでの
運行と
なるなど、
終電が
最大で
2時間ほど
遅くなる
見通しになりました。
東京オリンピックでは、有明アリーナやさいたまスーパーアリーナ、それに横浜国際総合競技場など、午後11時以降に競技が終了する会場が8つあります。
このため東京都と組織委員会は、東京近郊に住む人たちが競技を観戦したあとでも帰宅できるよう首都圏の19の鉄道事業者と調整し、大会期間中の終電時刻の目安を公表しました。
それによりますと、終電が延びるのは首都圏のおよそ60の路線で、通常よりも最大で2時間ほど遅くなるということです。
このうちJR山手線は終電の発車時刻が内回り(池袋→大崎)が午前2時ごろ、外回り(池袋→品川)が午前1時50分ごろで、いずれも午前2時半ごろまで運行されます。
またJR中央線の快速電車は、下りが東京駅を午前1時半ごろ発車するのが最終電車となります(武蔵小金井まで)。
東京メトロ銀座線は、浅草方面が渋谷駅を午前1時50分ごろ発車する上野駅行きの電車が最終となります。
このほか競技会場が集中し混雑が予想される東京・臨海部を走る路線などでは競技の開始や終了の時刻に応じて日中の列車が増発される見通しです。
一方、パラリンピックでは開会式と閉会式が午後11時ごろに終わると見込まれていることから、当日のみ終電が最大で1時間ほど遅くなるということです。
都や組織委員会は4月ごろにさらに具体的なダイヤを公表する予定です。
22日に公表された各路線の終電時刻の目安は、東京都や組織委員会のホームページで確認できます。
東京都オリンピック・パラリンピック準備局の佐久間巧成輸送担当部長は記者会見で「観戦チケットを購入した観客の皆さんが宿泊先を決める際などに、どの範囲であれば電車で行けるかなど、観戦計画を立てるうえで参考にしてほしい」と話していました。
五輪期間中 終電時刻の目安は
東京オリンピック期間中の終電時刻の目安です。
例えば、バレーボールの会場となる東京・江東区の有明アリーナでは午後11時以降に試合が終了する日が15日間あり、最も遅くなる8月8日の男子の決勝戦と表彰式は午後11時45分に終わる予定です。
組織委員会と東京都は、競技の終了後、観客全員が外に出るまで30分程度、観客が利用する豊洲駅まで徒歩で30分程度かかることを想定しています。
さらに、豊洲駅が混雑しても乗車できるよう、池袋駅に向かう東京メトロ有楽町線の豊洲駅の終電時刻は午前1時50分ごろになる予定です。
また、新宿駅まで来た観客がほかの路線に乗り換える際の終電は、三鷹駅に向かうJR中央・総武線が午前2時ごろ、相模大野駅に向かう小田急小田原線が午前1時半ごろ、京王八王子駅に向かう京王線が午前1時20分ごろ、新所沢駅に向かう西武新宿線が午前1時40分ごろになる見通しです。