大規模な
災害が
起きた
時、
被災地で
生活する
人たちが
お金を
引き出せずに
困ることがないよう、
全国の
金融機関で
ATM=
現金自動預け
払い
機を
積んだ
特殊な
自動車を
導入して、
移動店舗車として
活用する
動きが
急速に
広がっています。「
移動店舗車」は、
トラックの
荷台に
ATM=
現金自動預け
払い
機を
積んで
銀行の
臨時窓口の
役割を
果たします。
去年6月、山形県で震度6弱の地震を観測した時や去年10月の台風19号による浸水被害が福島県で起きた時などに、地元の銀行が被災地に送り現地の支店に代わって営業しました。
大規模な自然災害が相次ぐ中、全国の金融機関でこの「移動店舗車」を導入する動きが広がっています。
車を販売するオリックス自動車によりますと、この数年導入を決める金融機関が増え、ことしも30近い金融機関が導入を検討しているということです。
会社の販売責任者の澤木秀文さんは「災害時に営業できない事態は避けたいという金融機関のニーズは今後も続くと感じています」と話しています。
トラックではなく小型のATMをミニバンに積んで対応する金融機関もあり、災害時にお金を引き出せずに困ることがないよう備える動きが加速しています。