日本で新たに2人の感染者確認 うち1人は武漢滞在歴なし
厚生労働省によりますと、日本国内で新たに男性2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、このうち奈良県に住む60代の男性は、中国・湖北省武漢の滞在歴がないことがわかりました。
奈良県の男性はバスの運転手で、今月2回にわたって武漢からのツアー客をバスに乗せていたということです。
男性は今月14日に悪寒やせきなどの症状を訴え、25日には奈良県内の医療機関に入院していました。
そして28日、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
国内で確認された新型コロナウイルスの感染者は6人目で、武漢の滞在歴がない人で感染が確認されたのは初めてです。
加藤厚労相「武漢からのツアー客をバスに乗せていた」
加藤厚生労働大臣は、厚生労働省の会議で、「さきほど2人の患者が国内で新たに発生していることが判明した。特にこのうち1名は武漢に滞在歴はなく、1月に2回にわたり武漢からのツアー客をバスに乗せていた」と述べ、武漢に渡航歴のない人が新型のコロナウイルスに感染していたことが確認されたと明らかにしました。