徳島県阿波市に
ある介護老人保健施設で、
1月中旬に
高齢の
男女5人が
肺炎などのため
死亡していたことがわかりました。
この施設では
1月に
入って
肺炎などの
原因と
なる「ヒトメタニューモウイルス」の
集団感染が
起きていて、
徳島県は「
5人が
感染していた
可能性も
否定できない」としています。
徳島県によりますと、
阿波市内に
ある「
介護老人保健施設しょうか
苑」で
1月6日以降、
入所者78
人のうち36
人が37
度5分以上の
発熱やせき、
鼻水などの
症状を
訴えました。
このうち80代から100歳代の男女5人は症状が悪化し、病院で治療を受けていましたが、1月10日から17日までの間に肺炎などで死亡しました。
施設から連絡を受けた保健所が今月25日に検査をしたところ、症状を訴えている人のうち17人が肺炎や気管支炎などの原因となる「ヒトメタニューモウイルス」に感染していたことがわかったということです。
このウイルスは幼い子どもや高齢者が感染した場合は重症化することもあるということで、徳島県は「5人が感染していた可能性も否定できない」としています。
入所者のうち8人は現在も病院に入院し、23人は施設の中で治療を受けているということで、県は症状を訴えている人の移動制限を行うなど感染拡大を防ぐための対策を進めています。