アメリカ大統領選挙に
向けた
候補者選びの
初戦、
中西部アイオワ
州の
党員集会が
始まりました。
政権奪還を
目指す野党・
民主党は
4人が
激しく
争う構図となっていて、
誰が
初戦を
制し、11
月の
本選挙に
向け
勢いを
つけるのかが
焦点です。
アメリカ大統領選挙は、11
月の
本選挙に
向け、
2大政党が
全米の
各州で
党員集会や
予備選挙を
行って
候補者を
選ぶ仕組みで、
その初戦と
なるアイオワ
州の
党員集会が
3日午後7時、
日本時間の
4日午前10
時から
始まりました。
政権奪還を目指す民主党は、州内のおよそ1700の地区で集会を開き、議論などを通じて支持する候補者を絞り込みます。
このうち、州都デモイン中心部の商業施設の会場には参加者が続々と集まり、党員集会が始まりました。
民主党は指名獲得に向けて11人の候補者が名乗りを上げていて、アイオワ州で行われた事前の世論調査では、サンダース上院議員とバイデン前副大統領、ブティジェッジ前サウスベンド市長、それにウォーレン上院議員の4人による激しい争いとなっています。
日本時間の10時半現在、集計結果はまだ入ってきていません。
アイオワ州の結果は候補者選びの行方を大きく左右するとされるだけに、誰が初戦を制し、共和党で指名が確実視されているトランプ大統領との本選挙に向けて勢いをつけるのかが焦点です。
各地の党員集会の結果は直ちに集計され、日本時間の4日午後にも大勢が判明する見通しです。
民主党候補者の全米の世論調査支持率は
民主党候補者の全米での支持率は、3日時点の世論調査の平均で、
▽バイデン前副大統領が27.0%、
▽サンダース上院議員が23.7%、
▽ウォーレン上院議員が15%、
▽ブルームバーグ前ニューヨーク市長が8.3%、
▽ブティジェッジ前サウスベンド市長が6.5%、
▽実業家のヤン氏が4.5%、
▽クロブシャー上院議員が4.3%となっています。
一方、党員集会が行われているアイオワ州の最新の世論調査の平均は、
▽サンダース氏が23%でトップとなっていて、
▽バイデン氏が19.3%、
▽ブティジェッジ氏が16.8%、
▽ウォーレン氏が15.5%、
▽クロブシャー氏が9%、
▽ヤン氏が3.3%となっています。
トランプ大統領一族もアイオワ州入り
一方、再選を目指す共和党のトランプ陣営も、トランプ大統領の息子や閣僚らがアイオワ州に入り、トランプ政権のこれまでの成果を有権者にアピールしました。
アイオワ入りしたのは、トランプ大統領の長男ジュニア氏や次男のエリック氏それにロス商務長官などです。
このうちジュニア氏は記者団を前に、「民主党がロシア疑惑や弾劾に追われる一方、父はNAFTA=北米自由貿易協定に代わる新たな協定を結び、中国とも貿易交渉で合意した」と述べ、トランプ政権の成果をアピールしました。
さらに「アメリカ国民はトランプ政権と民主党の違いを理解している」と強調し、再選に向け強い自信を示しました。
アイオワ州では、民主党の党員集会とともに共和党の党員集会も行われますが、党内で90%近くの支持を集めているトランプ大統領は、勝利が確実視されています。
共和党アイオワ州党員集会「トランプ氏の勝利確実」
与党・共和党の中西部アイオワ州の党員集会で、アメリカのABCテレビやAP通信など複数のメディアは、トランプ大統領が勝利を確実にしたと伝えました。
共和党は再選を目指すトランプ大統領の候補者指名が確実視されています。