ことし11
月に
開かれる
地球温暖化対策の
国連の
会議「COP26」に
向け、
各国の
代表が
意見を
交わす会合が
国連で
開かれ、グテーレス
事務総長は「
温暖化対策はことし、のるかそるかの
年になる」と
述べ、「COP26」を
成功させるため
行動を
起こすよう
訴えました。
国連本部で
3日開かれた
会合には110を
超える国から
国連大使などの
代表が
出席しました。
冒頭、国連のグテーレス事務総長は「二酸化炭素の最大の排出国に対策を主導する責任があるが、政治的な意志に不安がある」と述べ、最大の排出国である中国や世界2位の排出国で、今回会合を欠席したアメリカを念頭に懸念を示しました。
そのうえで「二酸化炭素の排出量はことし史上最高に達すると見られている。温暖化対策はことし、まさに、のるかそるかの年になる」と述べ、11月にイギリスで開かれる地球温暖化対策の国連の会議「COP26」を成功させるため、行動を起こすよう訴えました。
そして、グテーレス事務総長は「COP26」を前に、ことし5月には中国 北京で交通や輸送の分野での温暖化対策を話し合う会議を開くほか、6月にはポルトガルで海洋汚染の原因にもなっているプラスチックゴミへの対策を話し合う会議、さらに10月には中国 雲南省で生物の多様性を守るための会議を開くことを明らかにし、これらの会議を通じて各国に温暖化対策を促す考えを示しました。